2024/04/14 06:26

大きい作品も時々制作しています
大きい作品は、お部屋に飾ってもらえないので、最近はあまり描きません。
私の場合、大きい作品は公募展用です。
一般的に公募展は、30号以上、100号クラスの大きい作品を対象にしています。公募展の中には、10号以下の小さい作品を対象としたものもありますが、
それなりに権威あるような展は大きい作品を対象にしているようです

私が公募展に出品する最大の理由は、自分の絵を客観的に評価したいからです。
自分で作品を客観的に評価するのはなかなか困難なことです。
ややもすると、贔屓目に捉えがちです。
しかし、自分の作品が多くの作品と並んで展示されると、いやがおうにも自分の足りなさが目につきます。
逆に、良さもわかります。
なので、今後も負担にならない範囲で続けていきたいと思っています。

<< F30号の作品 >> 91x72.7cm

作品「天空の花畑・志々島」 2024年/油彩画

これは、地展に出品して”特選”をいただいた作品です。
当展のテーマは「四国の花の風景」でした。
私の好きなテーマでしたので喜んで参加しました。

この作品は「天空の花畑」と呼ばれる香川県志々島をモティーフにしたものです。
志々島は、「花の島」と呼ばれるほど花栽培が盛んでしたが、過疎化、高齢化で
いつしか花栽培をしなくなっていました。
そんな時、島のあるおばーちゃんが
「もう一度美しい花畑を取り戻したい」と一念発起、
現在では見事に花畑を再現し、こんな風景を楽しませてくれています。


作品「神の森へ」 2023年/油彩画

これは、地展で”愛媛県知事賞”をいただいた作品です。
この時の課題は「石鎚山(いしづち)や石鎚神社などの風景」でした。

石鎚山は西日本最高峰の山でかなり険しい山です。
かっては修験道の修行の地でした。
安全祈願のためか、中腹の石鎚神社には神門と呼ばれる
大変立派な登山口があります。
私は山そのものより神門に魅せられ、その風景をモティーフにして描きました。
門の左右には、山頂の風景を忍ばせています。

<< F50号の作品 >> 116.7x91cm

作品「丘の街・イタリア南部」 2023年/油彩画

これは、さぬき市展で”教育長賞”をいただいた作品です。
イタリア南部で見かけた風景をモティーフにして描いたものです。

私はこんな丘の街が大好きです。
しかし、
「丘の上に寄り添うようにぎっしりと家が立っている」、それは不思議な光景です。
長崎でもこんな風景を見れますが、
家を建てるのも、暮らすのも大変なはずです。
何かの理由からでしょうが、こんなふうに寄り添って暮らしている様が愛おしく感じています。


作品「マングローブの森」 2023年/油彩画

これは、香川県展での入選作品です。
日本の最南端に位置する西表島のマングローブをモティーフして描きました。

私は、南の島の生き生きとした木々の風景が大好きです。
ガジュマルやデイゴも描いたことがあります。
一時期、奄美や屋久島など南の島を順に巡り、不思議な姿の木々に魅せられました。

この絵は、何度も何度も塗り重ねています。
そのため、割りに深みのある絵になったかなと思っています。
自然の美しさだけでなく、生命力も表現できているでしょうか!


<< P100号の作品 >> 162x112cm

作品「リスボンの朝」 2021年/油彩画

これは近美四国美術展で”新人賞”をいただいた作品です。
愛車N-BOXに積める最大サイズです。
同展は初めての出品でしたので、大変良い思い出になりました。

この作品は、ポルトガルの首都・リスボンをモティーフにして描いたものです。
100号という大型作品なので、制作に数年かかりました。
実は、アクリルで描いて一度は完成していました。
しかし、それに満足できず、その上に油彩を塗り重ねました。

リスボンは、大航海の恩恵で大変栄えていた街です。
しかし、1755年に大きな揺れとその後の津波で完全に破壊されました。
現在の風景はその後に再建されたものです。
そんな歴史背景を知ると街がもっと輝いて見えませんか!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。